収賄 昭和29年7月7日
事件番号
昭和28(あ)624
事件名
収賄
裁判年月日
昭和29年7月7日
法廷名
最高裁判所第二小法廷
裁判種別
決定
結果
棄却
判例集等巻・号・頁
集刑 第97号189頁
原審裁判所名
東京高等裁判所
原審事件番号
原審裁判年月日
昭和27年10月28日
判示事項
証拠の標目中に刑訴三二八条による証拠かかかげられていても、その余の挙示の証拠で犯罪事実が認定され得る場合と刑訴四一一条
裁判要旨
刑訴三二八条にいう証拠は被告人、証人その他の者の供述の証明力を攻撃する資料に止まり、同法三二一条乃至三二四条の規定で証拠能力が認められていないものであつて、犯罪事実を認定するための刑訴三三五条の証拠の標目として掲記すべきものではないから、第一審判決が所論Aの供述調書を証拠の標目中にかかげたのは失当たるを免れないこと所論のとおりである。しかしながら本件において所論供述調書を除いてもその余の挙示の証拠で判示事実は優に認定することができるから、かような場合には刑訴四一一条を適用すべき事由となすに足りないこと当裁判所の判例とするところである。
参照法条
刑訴法328条,刑訴法335条,刑訴法411条