この事例の依頼主
男性
相談前の状況
X(夫)は、浮気現場を発見。そのときは、双方、浮気を認めていた。妻側からX(夫)は、離婚調停を起こされた。X(夫)としても、もう妻とはやり直せないので、調停離婚に応じた(調停中は、妻は浮気を認めていた)。調停後、男に対しては、慰謝料請求をしたいということで相談に来所。
解決への流れ
(1) 双方、浮気を認めているということで、男に対し、示談交渉、ところが、男は浮気を否定。(2) 浮気をしていたという写真等客観的なる証拠がないため、依頼者から、浮気現場の状況を細かく聞き取り、内容を書面化し、訴訟提起。(3) 元妻が証人として出廷するが、調停時とは異なり、浮気を否定。(4) 判決に至ったが、当職が依頼者に聞き取り作成した書面(陳述書)及び尋問が功を奏し、勝訴判決。
元妻との調停段階で弁護士に依頼すべき案件であったと考えます。調停離婚時に元妻から浮気をしていたことを認める内容の書面を入手しておけば、後々の苦労はなかったケースと考えますので、トラブルの際は早期に弁護士に相談すべきと考えます。