この事例の依頼主
30代
相談前の状況
半年前から夫の不貞を疑っている妻からの相談。当初は、子どものためにも、別居や離婚はしない方が良いと考え我慢していたが、子どもの様子がおかしくなり、夫が不貞関係を続けることに、自身も精神的に耐えられなくなり、当事務所に相談。
解決への流れ
当職から、こうした場合の選択肢について丁寧に説明したところ、ご相談者様からは、夫の不貞を明らかにして、離婚も検討したいとのお話でした。そこで、離婚の際の条件交渉や万一夫が否定した場合を見据え、夫の不貞の証拠を取得することを提案、直ちに調査事務所に依頼、証拠取得後、子連れで別居開始、調停を申し立てた。調停では、夫は当初、不貞を完全否定したが、当方より積極的な主張を行った結果、調停申立後6か月(4回目の期日)で、離婚が成立。親権と毎月の養育費に加え、慰謝料300万円と相当額の財産分与、年金分割(0.5)を獲得して離婚調停が成立。
子どものために離婚はしたくないとの思いで、必死に耐えてきたご依頼者様でしたが、お子様が情緒不安定になったことで、離婚すべきか否か、大変悩んでおられました。親であれば、できれば子どものためにも離婚したくないと思うのは当然のことだと思います。ただ、何がお子様のため(幸せ)になるかどうかは、それぞれの事案や状況ごとに、異なります。ご依頼者様は、夫の不貞の証拠を取得し、別居を開始してから、驚くほど表情も穏やかになり、将来を前向きに考えられるように考え方も変化しました。母であるご依頼者様が笑顔を取り戻されたことで、お子様の情緒も安定したそうで、本当に良かったと思います。