この事例の依頼主
60代
相談前の状況
海外在住のご相談者様は、日本にて実父の相続が発生し、もう1人の相続人である実弟との間に紛争が生じたため、オンラインにてご相談いただきました。
解決への流れ
主な相続財産は、預金、株式、金地金であるところ、遺言書がなかったため、実弟と遺産分割協議を行いました。預金は、通帳を確認したところ使途不明の出金がありましたので、実弟より出金に関する資料を入手し、使途の調査を行った上で、相続対象となる預金額を明確にしました。株式は、未受領配当金も含めて、相続手続きを行いました。金地金については、現物を分割することとなり、ご相談者様の相続分は、弊所が貸金庫にて保管し、一時帰国された際にお渡しいたしました。
海外にお住まいの場合、煩雑な相続手続きの方が多くいらっしゃると思いますが、本件では、弊所にご依頼いただいたことにより、ご相談者様は、日本に帰国することなく、実弟との遺産分割協議を行い、相続手続きを完了させることができました。また、ご相談者様は、相続分の一部を寄付されたいというご希望がありましたので、そのご要望を叶えるべく、弊所にて寄付先の選定や実際の寄付作業も行わせていただきました。海外在住で、相続手続きでお困りの場合は、弊所に一度ご相談下さい。